ALPINA(アルピナ)の足回りのセッティングについて
ALPINA(アルピナ)D5sの足回りですが、最近のBMWはランフラットタイヤになっていますが、アルピナではランフラットタイヤは使っていません。また、アルピナはひとつのタイヤメーカーとだけ開発をします。ALPINA(アルピナ)D5sはピレリです。確か以前はミシュランを専用タイヤにしていたと思いますが、最近はピレリを使用しているようですね。
他の自動車メーカーの場合には、どうしても色々なタイヤメーカーとお付き合いをしなければならないので、3種類から5種類くらいのブランドのタイヤを使用しています。確かに、新車を買う時でもタイヤを選べないですよね。ミシュランがいいのにコンチネンタルになったり。しかし、アルピナの場合はひとつのタイヤなので、タイヤの違いを気にすることなく開発に集中出来ますので、そこに合わせてサスペンションの開発も出来るわけです。そこがバランスを完璧にとることが出来る秘訣とのことです。タイヤって思っているより車の乗り味を構成するものとして大切なんですね。
サスペンションの基本設計は標準のBMWと同じで、細かい所を調整をして、そういったところの積み重ねで結果的には違ったフィーリングになるそうですが、それだけでこんなに変わるものですかね。全く別の車になっているように思います。フロント35%、リア30%の扁平率を持つ薄いタイヤを履いているにもかかわらず、あそこまで違うシルキーな乗り味になるとは驚異的です。
毎日の通勤で片道50分くらい運転していますが、表現し難い心地よさを味わっています。F10のMスポーツに乗っていた時は単純にコーナリングだけだと気持ちよく曲がっていきましたが、全体的な乗り心地が硬すぎて跳ねてました。アルピナはコーナーではしっかり踏ん張って、乗り心地も良いのです。相反するような内容を両立している足回りの凄さがアルピナの魅力のひとつだと思います。
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